外国語(英語)の所見例文と書き方【小5・6年】書きにくい教科を解説【現役教員監修】
外国語(英語)の所見が書きにくい理由と、小5・6年で使える例文を掲載。話すこと・聞くこと・読み書き・コミュニケーションへの態度など場面別に、現役教員監修の例文と書き方のコツを紹介します。
はじめに:外国語(英語)の所見が書きにくい理由
所見を書くとき、外国語が書きにくいと感じる先生は多いです。
理由は2つあります。ひとつは、評価が知識や技能だけでなく、「伝えようとする態度」や「楽しんで取り組む姿」が中心になること。もうひとつは、話す・聞くといった活動が口頭中心で、ノートやテストのような形に残る成果物が少ないため、後から振り返って書きにくいことです。
でも、見るべきポイントを決めておくと書けるようになります。外国語の所見で見るのは「英語ができたか」ではなく、**「間違いを恐れずに伝えようとしたか」「相手の話を聞こうとしたか」「進んでコミュニケーションを取ろうとしたか」**という姿です。技能の高さよりも、関わろうとする態度に注目すると、一人ひとりの違いが見えてきます。
この記事は、教科として外国語を学ぶ小学5・6年生を対象にしています。中学年(3・4年)の外国語活動とは評価の仕組みが異なるため、ここでは高学年の外国語科に絞って解説します。
例文はあえて110字前後に抑えています。太字になっているフレーズを、実際に見た場面や言葉に置き換えて30〜40字ほど書き足すと、ちょうど150字前後に収まります。すべて現役小学校教員監修のもとで作成しています。
外国語の所見を書くときの2つのポイント
ポイント①:「できた・できない」より「伝えようとしたか」を書く
外国語で書きやすい所見は、英語の正確さではなく、コミュニケーションへの姿勢に注目したものです。
❌「英単語をたくさん覚えました」 ✅「間違いを恐れず、知っている言葉を使って相手に伝えようとしていました」
前者は知識の量だけです。後者はその子の学びに向かう姿が見えています。
ポイント②:「やり取りの場面」を一つ思い出す
外国語はペアやグループでのやり取りが多い教科です。「友達と英語で質問し合った」「ALTの先生に自分から話しかけた」という一場面を入れると、その子らしさが伝わります。高学年なので、自分から関わろうとする主体性や、相手を受け止める姿勢に注目すると書きやすくなります。
【話すこと(やり取り・発表)】小5・6の所見例文
例文①:間違いを恐れず話す
外国語の授業では、間違いを恐れずに英語で話そうとする積極性が育っています。うまく言えないときも知っている言葉を使って伝えようと工夫する姿があり、その前向きな姿勢が学級のよい雰囲気をつくっています。(99字)
例文②:自分から話しかける
外国語では、ALTの先生や友達に自分から進んで話しかける姿が印象的でした。習った表現を使って質問したり答えたりしながら、英語でやり取りする楽しさを感じている様子が伝わってきました。(91字)
例文③:発表・スピーチ
自分のことを英語で紹介する活動では、聞き手に伝わるよう、はっきりした発音と表情を意識して話す姿が見られました。練習を重ねて本番に臨み、自信を持って発表する力が育っています。(87字)
例文④:ペアでのやり取り
ペアでの会話練習では、相手の話にうなずいたり聞き返したりしながらやり取りを続ける姿があります。一方的に話すのではなく、相手とのキャッチボールを大切にする姿勢が育っています。(87字)
【聞くこと】小5・6の所見例文
例文⑤:集中して聞く
外国語の授業では、ALTの先生の話を最後まで集中して聞き取ろうとする姿勢が安定しています。知っている単語を手がかりに内容を推測する力がつき、英語を聞いて理解する経験を積み重ねています。(93字)
例文⑥:聞いて反応する
英語を聞く活動では、聞き取った内容にうなずいたり答えたりして反応する姿が見られます。分かったことを行動や表情で返しながら、相手の話を受け止めようとする聞き方が身についてきました。(90字)
【読むこと・書くこと】小5・6の所見例文
高学年では「読むこと」「書くこと」が加わります。アルファベットや簡単な語句・文を扱う場面で使いやすい例文です。
例文⑦:文字や単語を読む
外国語では、アルファベットや習った単語を読もうとする意欲が高まっています。文字と音のつながりに気づきながら読もうとする姿があり、英語の文字に親しむ力が着実についてきています。(89字)
例文⑧:書き写す・書く
書く活動では、お手本を見ながら丁寧にアルファベットや単語を書き写す姿が見られました。形を整えて書こうとする丁寧さがあり、書くことへの抵抗感なく前向きに取り組んでいます。(85字)
【コミュニケーションへの態度】小5・6の所見例文
例文⑨:友達と協力する
外国語の活動では、英語が得意な友達に教わったり、困っている友達を助けたりする姿があります。互いに支え合いながら学ぶ雰囲気づくりに貢献し、コミュニケーションを楽しむ姿勢が育っています。(93字)
例文⑩:異文化への関心
外国語の学習では、外国の文化や習慣の違いに興味を持って学ぶ姿勢が育っています。日本との違いに気づいて「なぜだろう」と考える場面があり、世界への関心を広げながら学習に取り組んでいます。(93字)
例文⑪:粘り強く取り組む
外国語では、うまく伝わらないときも、言い方を変えて伝えようとする粘り強さが育っています。あきらめずに工夫する姿があり、その経験を通じて伝わったときの喜びを大切にしています。(87字)
【学習全体の姿勢】小5・6の所見例文
例文⑫:意欲的な取り組み
外国語の学習に意欲的で、毎回の授業に進んで参加し、新しい表現を覚えて使おうとする姿が見られます。学んだ英語を実際の場面で使ってみようとする前向きさが、力の伸びにつながっています。(92字)
例文⑬:自分の成長への気づき
外国語では、前は言えなかった表現が言えるようになったことを自分で実感しながら学ぶ姿があります。できるようになったことを喜び、次の目標に向かおうとする前向きな姿勢が育っています。(90字)
所見を書くとき、例文の「当てはめすぎ」に注意
例文はあくまで「型」です。そのまま使うと、保護者には「誰にでも使い回している」と感じられることがあります。例文の太字部分を、自分が実際に見た場面や言葉に置き換えるひと手間が、所見を本物にします。
外国語は「口頭中心で記録に残りにくいから書きにくい」と感じる教科ですが、その子が英語で何かを伝えられて嬉しそうにしていた瞬間を一つ思い出すだけで、一人ひとりの所見になります。
※「見たままの様子は覚えているけれど、文章にするのが難しい」「一人ひとりに合わせて効率よく作りたい」というときは、無料のAI所見ジェネレーターに簡単な言葉を入力して下書きを作るのもおすすめです。
子どもの様子はわかるのに、文章にできないなら
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監修: 現役小学校教員